2013年11月29日
トリーター:根本

ヌタウナギの謎がまた増えました

最も進化していない魚といわれるヌタウナギ。
眼も顎も存在せず、触ると大量の“ヌタ”を作り出し、周りの海水をゲル化しタポタポにしてしまう個性豊かなこの魚。当館の展示に出ていますが、あまり動かないので物凄い地味な存在になってしまっている気がします。
しかし、飼育員としては非常に愛おしい存在で、気づくとボーっと長い時間眺めてしまっていることがあります。

そんなヌタウナギですが、以前この日誌で数年に一度発見される白化した個体を紹介しました。そして今回はなんと“まだら模様”のヌタウナギが現れましたのでご報告します!

白色は何度か見ましたが、まだら模様は初めてです。
いったいこの個体は何を暗示しているのだろうか??
まさか白色と黒色の子どもは白黒の“まだら模様”になるのだろうか???
現在、バックヤードで飼育中です。
準備ができましたら、展示に出して見ようかと考えています。
できれば餌を食べるようになってから出したいのですが・・・。

ちなみにヌタウナギは韓国では一般的に食べられているようで、すごく美味しいそうですね。革も財布として使われていると以前書いたと思いますが、当の私が使っていますので写真をアップします。

利用者の感想としては、非常に滑らかで柔らかくとても上質な革です。水生生物の革なので水にも強い!頬ずりしたくなる財布です。

韓国旅行の際見つけたらぜひ手に取ってみてください。おすすめですよ!

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