2014年04月11日
トリーター:小谷野

今週のおすすめ

アオウミガメの子アオウミガメの子

“えのすい”はいよいよ来週の 16日(水)に 10周年を迎えます!
ウミガメの浜辺」オープン、そして「シラスの世界初展示」への挑戦など、わくわくがいっぱいです。
私も“えのすい”のトリーターとなって 10年を迎え、感慨もひとしお。 10年間苦楽をともにした?ウミガメたちが新しい施設になじめるか、ドキドキしています。
と、いうことでおすすめはもちろん!

ウミガメの浜辺
春から秋にかけて相模湾にやってくるアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイの3種類を見ることができます。
そのうちアカウミガメは相模湾で唯一、産卵します。
こだわりは、砂浜の海浜植物。砂浜ではアカウミガメの産卵をめざしていますので、落ち着いて産卵できるよう、相模湾で見られる海浜植物を植えています。
私は植物の世話を本格的にするのは初めてなので、きれいな花を咲かせるべく、猛勉強中です。
おすすめは昨年生まれたアオウミガメの子です。
毎日見ていてもあきない可愛さ。
一生懸命小さな前足をパタパタさせて泳ぐ姿を見ていると、なんだか笑顔になります。
黒目がちな眼も、甲らに前足をのっけてお休みするポーズもほほえましいです。

江の島で見られるクラゲたち
春の陽気に誘われて、近くの漁港にクラゲ採集に出かけると・・・。
いました、いました!
ドフラインクラゲ、カミクラゲ、ウラシマクラゲ、オオタマウミヒドラ。
なかなか気づきにくいですが、春は海で小さなクラゲがたくさん見られる季節です。


ウラシマクラゲ

そのほかにも、ギヤマンクラゲやジュズクラゲもこの季節にでてきます。
私たちが採集したクラゲをクラゲサイエンス、今上陛下のご研究で展示中です。
小さなクラゲは寿命が短いのでお見逃しなく。

おまけ:ヒトツアシクラゲ
動きがとにかくおもしろい。
まるで唐傘おばけが片足でぴょこぴょこ跳ねるように、ぴょこぴょこ泳ぎます。
ヒトツアシといっても、よーく見ると触手は数本あります。


ヒトツアシクラゲ

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