2014年06月17日
トリーター:杉村

シロウリガイの長期飼育実験 2014 その 2

シロウリガイシロウリガイ

今年のシロウリガイの長期飼育への試みは、きょうで早くも 70日目を迎えました。
きょうの時点で未だ展示水槽と予備水槽で合わせて 20個体近いシロウリガイが飼育できております。
40日目を越えたあたりからとても安定しています。
このまま、順調に生きてくれると嬉しいです。

展示水槽で見られるシロウリガイは、まさに現場の環境そのままに水管だけを泥から出しています。


大きなシロウリガイは貝を半分以上泥から出していますが、小さな個体はよく見てみないと分かりません。
実際の海底でもシロウリガイは、死殻の間の泥の隙間から生きた個体の多くは水管だけを海底から出しています。
飼育水槽の環境が良いのでしょうか。
そうだと嬉しいですね。

最近では、前回の日誌で書いたようにあまり動かなくなってきているようで、毎晩撮影していますがあまり位置が変わっていません。
自分の好きな場所に落ち着いたのでしょうか。
泥の中の環境を解析して、彼らの行動との関連性が見られたらとても面白いと思います。
この飼育の結果が、今後の深海生物の生態研究に繋がってくれることを期待しています。

JAMSTECの研究者の皆さんと共同でさらに解析を進め、シロウリガイの知られざる新たな生態を解明したいです。
“えのすい”の深海生物研究の挑戦はまだまだ続きます。

バックナンバー
2014/ 05/ 13 シロウリガイの長期飼育実験 2014 その 1
2013/ 04/ 13 シロウリガイの長期飼育実験スタート!!

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

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