2017年02月10日
トリーター:杉村

今週のおすすめ

意外と珍しい・・・「キホウボウ」

深海の底曳き網漁で採集される深海魚です。
細長く、2つに分かれて突き出た吻先、口元には長いひげ、変化した胸びれの一部で海底を歩くとてもユーモラスな深海魚です。
深海の底曳き漁でよく採集されますが、良い状態で揚がって来ることがそれほど多くは無いため、数多くは展示ができない種です。

現在展示中のキホウボウは、新江ノ島水族館で 3~ 4年飼育していて水槽内を元気に歩いています。
長期飼育中のキホウボウは、搬入当初に感染症によって尾ひれが小さくなってしまいましたが、治療の末、生存したキホウボウです。
※冬の高級魚「ホウボウ」とは、近縁ですが属している科が異なる魚です。

新江ノ島水族館でも、今年の底曳き漁に乗船しております。
採集された深海生物たちの状態を見ながら、徐々にお披露目してきます。
今後の深海Ⅰをお楽しみに!

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

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