2017年06月26日
トリーター:秋山

イヤだー!!

そんな声が聞こえてきそうなくらい、バンドウイルカの「ミル」が苦手なことがあります。
それは何かというと、健康管理において最も大切な「採血」です。

見た目だけでは判断できない状態を血液検査で把握することによって、早期治療に繋げることもできます。

通常、バンドウイルカの採血は尾びれにある血管に針を刺しておこないます。
「ミル」は、まだ 2歳ですが、体重は 165.0kgもあるので、尾びれをしっかりと保持していても動かそうとする力には敵わないので、針を刺すと「イヤだー!!」と振り払われてしまいます・・・。

もっと身体の大きな先輩イルカたちは、協力しておとなしくしてくれるので、落ち着いて採血することができます。

注射の苦手なお子さんと同じように、どうしても針を刺すことが怖いみたいなんです・・・。

そりゃあ、自分の立場になって考えてみれば、痛いことをしなくてもいいのなら、してほしくはないですよね~。

しかーし!!
健康をしっかりと管理するためにも、「ミル」にも協力してもらって、落ち着いて採血出来るように「大丈夫。怖くないよ~」という気持ちを込めながら、日々練習を積み重ねています。
採血できるようになったら、また報告しますね!!

イルカショースタジアム

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