2021年04月23日
トリーター:笠川

ガラスの馬車に乗って、再登場!?

ジェリーフィッシュライダー、一度展示を終了しましたが、再登場しています。しかも、乗り物変えました。安定のミズクラゲから、ガラス細工のような美しさのギヤマンクラゲです。
[ 2021/03/28 約3年ぶり(飛び込み日誌) ]

2018年のときは、刺激的な赤いスポーツカーのようなアカクラゲでしたが、今回はガラスの馬車ということで、みなさんどうでしょうか。(完全に私の勝手なイメージですが。) いつか余剰があれば、七色に光る宇宙船でウリクラゲやカブトクラゲなどのクシクラゲ類も与えてみたいところです。以前、野外で見たジェリーフィッシュライダーのなかには、ヘンゲクラゲを2つ左右に抱えたイカしたやつもいました。

いったん展示を終了したのは、展示個体がいなくなってしまい、バックヤードにいる個体を出そうかとも思ったのですが、絶賛脱皮中でしたので、落ち着くまでそのままにすることにしました。
無事脱皮も終わり、2倍くらいの大きさになりました。急に大きくなってちょっとびっくりです。これで2回脱皮成功です。まだまだ数回あるので気が抜けません。といっても何もしないのが一番なんですが。何もしないように手をかけるのは難しいです。今後も温かく見守ってください。ちなみに、本日、バックヤードの個体は脱皮してさらに大きくなっています。

フィロゾーマは、クラゲにライドすると、まず傘の上の方に行き、そして触手から食べます。麺類をすするかのように食べるところは見ていて飽きません。
触手を食べて、安全を確保してから、他も食べ始めます。つまり、クラゲの美しいところから食べてしまうので、見映え的にはすぐみすぼらしくなってしまいます。ここが、展示的には悲しいです。
絵になるのは数日、数時間。まぁ、そんなことを含めて、楽しみながらご覧ください。

クラゲサイエンス

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