
みなさんこんにちは!
えのすいトリーターの浦﨑です。
トリーターになって 3度目の春になりました。
「海の世界のワクワクを、水族館を通して沢山の人に知ってもらいたい!」
これは私がトリーターを目指そうと思った理由の一つで、これからも忘れずに持ち続けていきたい気持ちでもあります。
ただ、まだまだ落ち着かない世の中、、 実際に海や水族館に遊びに行くことが中々できない方も多いのではないでしょうか。
そこで、これからは少しずつ自然界の生き物や海のようすも、過去に撮った写真や動画を使って、海も水族館もガイドする気持ちで紹介していきたいと思います!
今回は 「ガイドします!(親子イルカ編)」、小笠原諸島父島で撮影したミナミバンドウイルカの親子です。
父島は東京から約 1,000km離れていて、移動も船で 24時間かかりますが、世界自然遺産に登録されている海も山も魅力溢れる島です!
学生時代に時間を見つけては通った、私の大好きな場所です。
みなさんも海に潜ってるつもりで映像を見ていただけたら嬉しいです。
青い海の中で、うっすらとイルカたちの姿が見えてくる瞬間は「今日はどんなイルカたちかな?」といつもワクワクします。
近くに来てくれたり、遊んでくれたらラッキーです。
イルカたちの気分じゃない時は私たちに目もくれずに素通り、なんてこともよくあります。
さて、この動画、「親子イルカ」と書きましたが、絶対に親子!とは断言できないんです。
実は、イルカはベビーシッターをすることが分かっていて、同じ群れに出会った時、この前と親子のペアが違うぞ?なんてこともあります。
大人と子どものペアで泳いでいても、決して親子同士とは限らないんです。
一緒に泳いでいるのはベビーシッターで、母親イルカは周りにいる他のイルカの可能性もあるわけです。
昨年、“えのすい”で生まれたバンドウイルカの「ミライ」(4月21日に 1歳のお誕生日を迎えました!)も、母親の「シリアス」以外のメンバーと泳ぐ姿が観察できます。
よくベビーシッターになってくれるのは、子育て経験豊富な「ミュー」です。
「ミライ」のことをよく気にかけていて、私の方を見ながらも片目でチラチラ「ミライ」のようすを確認していることがあります。笑
そして最近、大きなプールに移動することができるようになった「ミライ」は、「シリアス」や「ミュー」以外のメンバーとも少しずつ一緒に過ごせるようになりました!

24時間 365日、観察することが難しい自然界に比べて、間近で見た出産、そして「ミライ」の成長していくようすは、水族館ならではの貴重な経験をしているなと日々感じています。
母親の「シリアス」以外のさまざまなメンバーとも一緒に泳ぎ、遊んで、「ミライ」が“えのすい”のイルカたちとどんな関係性になっていくのか楽しみです!
みなさんも、「ミライ」が誰と泳いで、どんなことをしているのか、観察してみると面白いかもしれません。