2021年10月10日
トリーター:小形

大人の階段登ります。

もうまもなく大人への階段を一段登ろうとしているのは、フンボルトペンギンの「サチ」。
「サチ」は昨年 2020年の 11月 30日に産まれた、まだ0歳のペンギンです。
母親の「フク」と父親の「マーチ」に育てられました。

そんな「サチ」はもうすぐ羽替わりを迎える準備をしているようです。
フンボルトペンギンは生まれて約1年間は子どもの姿をしています。
全体的に体はグレーがかった色をしており、胸にあるトレードマークの黒い1本帯がまだありません。


それが生まれて約1年後の羽がわりを迎えると、大人と同じ姿に変わります。
まだ胸のあたりは真っ白ですが、羽がわりを終えると黒い帯が出現するのです。

不思議ですよね。

子どもの姿から大人の姿へと変わるときは、なんだか寂しい気持ちもちょっぴりあります。
「この姿、見納めか~」って心の中でいつも思っています。
ですが、大人と同じ姿になると、今までとだいぶ印象が変わるので、それも楽しいです。
見た目は大人と同じでも、中身はまだまだ子どもなペンギンも多いですが。

そんなわけで「サチ」は今、羽がわりに向けて ごはんをバクバクバクバク・・・。
今日体重を量ったら、5,120g もありました!! でかい・・・!!
もともと 3,400g ぐらいだったので、今現在 +1.6kg です。
内心、ちょっとごはん あげすぎたかな・・・ と思っていますが、食べたい!食べたい!と何度もごはんの列に並んでいたので、つい甘やかしてしまいました。笑

そんな「サチ」の最新の姿がこちら。
ボテボテしたこの姿がたまらなくかわいいのですが、やっぱりちょっとでかいかな・・・


横から見るとまん丸


後ろ姿もなんとも哀愁漂ってきました。


もうまもなく羽が抜け始める「サチ」、このかわいいフォルムの姿を見られるのは今だけです!!
そして羽がわりを終えてニューフェイスになった「サチ」もぜひ見ていたいただきたいので、みなさんぜひ「サチ」に会いにきてくださいね!!

ペンギン・アザラシ

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