“えのすい”では、年間を通して展示している「リクノリーザ・ルサーナ」。(以下:ルサーナ)
水槽にたくさんの個体がいると細かい動きもあって、それなりに大きいので、きれいなクラゲです。
照明の色使いがよいのか、足を止めてずっと眺めてる方も多く、先日はお子さまがずっと立ち止まって眺めている姿を見かけ、うれしくなりました!
この「ルサーナ」、10月初旬からエフィラを育てています!
もちろん、育てるからにはしっかり展示もしていきたいので、今後も報告はしていきます!

「ルサーナ」のポリプとエフィラ
まずは、タッパーに入っている「ルサーナ」のエフィラを採取して、別のビーカーへお引越しです。大切に育てたいので、水槽(ビーカー)のサイズも慎重に・・・

ビーカーに入っているエフィラたち
ここのビーカーで傘ができあがるくらいまで育てます。
もちろん、数が増えると狭くなるので、同じサイズのビーカーに移動するときもあります。

太鼓水槽に入っている傘のできた「ルサーナ」
どうでしょう、少し傘ができて大きくなってきたので、成長したクラゲのみ、ビーカーから水槽へ引っ越しです。
サイズの違う個体がいることで、餌が全体に行きわたらず、大きな個体ばかりが成長してしまうため、引っ越しが必要です。

傘ができあがっている「ルサーナ」

太鼓水槽に入っている「ルサーナ」
少しピンボケですが、傘ができ上がっていますね!
しかし、ここからが結構難しいところです。
というか、ここからがいつも私が難しいと思っているところです。
現在、育てている個体のいくつかは、傘がひっくり返ってしまうので、いつも目のつく場所に水槽を置いて、観察をしないとなりません。
現在は、クラゲの生産室で育成中です。
そして「ルサーナ」は塩分濃度に注意しないとならないので、「ミズクラゲ」や、「キャノンボールジェリー」と同じ塩分濃度にしてしまうと、クラゲがびっくりしてしまうのです。
そうならないように、いつも注意しながら換水をしています。