ここ最近暖かかったり、寒かったり。少しずつ冬が近づいてきているなと感じます（＾＾）
さて、今回は外からでは知ることのできないお仕事を少し紹介していきます。

トリーターは生き物の健康を守るために、調査したり、検査したり、みんなでどうしていくかミーティングしたり・・・。 いろんなことを裏ではやっています。
いろんなお仕事がある中、「衛生管理」について紹介しますね。

「衛生管理」といっても、これまたいろいろあります。
最近はコロナ禍ということもあり、みなさんも気を付けているのではないでしょうか。ここには私も力を入れているのでたくさんお話ししたいのですが、書ききれません・・・ 。
迷いに迷って、今回はみなさんのところからも唯一見える「足の消毒」のことをお話しします。

カマイルカがくらすサブプールの横に、スタッフが外と出入りする大きな扉があります。
この扉の前には緑色のマットが敷かれています。
実はこれ「足の消毒」のために敷かれているんです。
マットに消毒液をしみこませ、この上で足の裏についた砂を落としたり、消毒をしています。

マットの形状になっているのにはちゃんと理由があります。
餌を運ぶ台車や、業者の方が荷物を運ぶ台車の車輪も消毒できるようになっているんです。


他の場所の足の消毒は、バットに消毒液を入れておこなっています。それは私たちの足の消毒のみだから。

この足の消毒をする場所や形状など、どうすれば飼育エリアに外から菌を持ち込まずに済むかなどを獣医と相談しながら決めていきます。
ちょっとしたことのように思えるかもしれないですが、これが意外と大切なんです！！

こんなことを普段からトリーターは考えながら、どうすればみんなが元気に長生きできるか日々改善していっています。

みなさんから見えるお仕事は、トレーニングや体温測定などの健康管理、ショーなどだと思います。
でもトリーターのお仕事は他にもたくさんあります。
動物たちと色んな方向から向き合っていることを少しでも知ってもらえたら嬉しいです（＾＾）