2021年11月08日
トリーター:城戸

レントゲンを乗り越えて見えてきた絆

手前「テン」、奥「コメ」手前「テン」、奥「コメ」

なんだかかっこいい題名をつけてみました。
きょうはお見合い中のフンボルトペンギン「テン」と「コメ」を紹介します。

6月に搬入した「コメ」と人工育雛で育った「テン」が裏にある産室でお見合いをしています。

「テン」は人に育てられたこともあり、ペンギン付き合いが上手くないので「コメ」が近づいても少し逃げてしまう傾向にありました。

しかし、きょう初めて2羽を同じケージに入れ、検査のために、別の部屋へ連れて行きました。
最初はケージの中で喧嘩をしてしまったらどうしよう・・・と心配もしていましたが、移動中はあまり入らないケージに緊張していて、ケンカはおこりませんでした。
それどころか検査の部屋に「テン」が先に入り、「コメ」がケージに1羽になると、「テン」を呼ぶように数回鳴いていました。
正直、1羽になった心細さも大いにあると思いますが、「コメ」が「テン」に対して、そういった反応をするとは思っていなかったので、2羽の新たな絆を見ることができました。

ちなみに、きょう行った検査はレントゲン撮影です。
今年から年に 1回ペンギンたちはレントゲンを撮るようになりました。
日々の健康管理は食事から体重測定、行動観察がメインになりますが、こういった検査もおこなっていくと、さまざまな面で健康を管理することができます。


「テン」のレントゲン写真

ペンギン・アザラシ

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