2021年11月09日
トリーター:堀内

年に2回のウミガメプール大掃除

ウミガメの浜辺ウミガメの浜辺

先週、ウミガメプールの大掃除をおこないました。
プール内に生えてしまったコケや、ウミガメたちのうんちをきれいにします。
プールの水が抜けるのに大体 4時間かかり、その後デッキブラシでゴシゴシこすります。きれいに掃除をした後は、一晩かけてゆっくりとプールの水を溜めていきます。
掃除開始から終了まで、とても時間のかかる作業になります。


ウミガメプールの大掃除

プール掃除をしているとき、カメたちはどうしているのか?
水の抜けたプール底で、大人しくじっとしています。ときどき歩いたりしますが、掃除中も掃除が終わってものんびりと待っててくれます。
この大掃除は海水温が温かくなってきた頃(6月)と、海水温が冷たくなる前(11月)の年に 2回行っています。
ウミガメプールの海水は、水族館前の海水を汲み上げて使用しているため、季節の水温変化があります。掃除をすることでプール内の海水を入れ替えるので、水温がカメたちの負担にならないような時期を選んでいます。
冬はウミガメたちにとって冷たすぎる水温になってしまうので、ウミガメたちの生息地の水温に温めて飼育をしています。
きれいになったプールで、優雅に泳ぐ姿がいい感じですね!
お昼の時間にはのんびり「かめらいふ」もおこなっています。寒くなると一旦終了してしまうので、まだ少し暖かい今、のんびり見にきてください。


ウミガメ解説パフォーマンス「かめらいふ」

そして、11月8日より 太平洋の「サメ水槽」に、コガネシマアジが仲間入りしました。隣の「トロピカル水槽」で大きく成長した 3匹です。
コガネシマアジは幼魚の頃、サメやマンタと一緒に泳ぐ姿が観察されています。
サメ水槽ではどんな行動が観察できるのかとても楽しみです。


コガネシマアジとトラフザメ

ウミガメの浜辺

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