2021年12月18日
トリーター:伴野

とあるトリーターの四コマ劇場 Season2~その5、6~

みなさんこんにちは!
絶賛?連載中の四コマ漫画劇場です。

前回の4コマでは大学4年生になり研究室のようすを描いてみました。
学部4年生の頃は卒業研究と同時に就職活動もおこなっておりました。

学部3年生の終わりまでは一般企業も試験を受けていたのですが、やっぱり水族館がいい!!
ということで選考が進んでいたすべての会社を辞退して水族館一本でいくと覚悟しました。
しかし、これがなかなか大変!
周りの友人は就職先が決まっていく中、私は水族館の試験に落ちまくり・・・

そもそも水族館の求人というのは数が限られており、落ちれば落ちるほど後がなくなっていきます。
そんな中“えのすい”は私が受けた水族館の中で5つ目でした。

研究室の先生が
「今度の“えのすい”で決めてみせろ!
書類はここまで全部通っているんだから問題は面接だ!
俺が練習に付き合ってやる!!」

ということで面接練習したのですが、

「バカもーん!!
こんなんじゃ受かりっこない練習だ!!」

深夜の研究室で二人きりで面接練習をしたのをよく覚えています。
研究室の戸締りの時間になり深夜2時、校門の前でも練習しました(笑)
はい、最終面接前日です。

当時の試験官のみなさま(現在の上司のみなさま)、私はあの試験、寝不足でした・・・
でも先生のおかげで最終面接を乗り切ることができました。

あとは結果を待つのみ・・・

ある日、実験をしていると“えのすい”からの着信!!
ドキドキしながら電話に出ました。

背後では研究室のメンバーが見守っています。
結果は内定!!!!!!

幼いころからの夢であった飼育員になることができる!
とても嬉しかったです。
先生、お世話になりました!!

そして大学を卒業し、いよいよ入社式。
これまでの四コマ漫画でご紹介した通り、私は魚大好きくんでした。
まずは仕事を早く覚えて、慣れてきたら、やりたいことたくさん!

ところがどっこい、辞令を見てびっくり!
ドルフィントレーナーと書いてあるではありませんか!

ここから、動物たちに翻弄されては、ショーでは失敗ばかりして・・・
でも時には、動物たちと息のあう瞬間があったり、スタジアムで起こるみなさんの歓声に胸が高まる瞬間があったり、そんなトリーター生活がスタートしていきます。

いかがでしたでしょうか。

なぜ飼育員を目指そうとおもったのですか?
どのようにしてトリーターになったんですか?

みなさまからのこの質問から始まった四コマ漫画劇場。
お楽しみいただけたでしょうか。

今年の3月から描き始めて全部で12話になりました。
連載当初は微妙だったら打ち切ろうかなと考えていたのですが、みなさまの温かいお言葉のおかげでここまで描くことができました。
ありがとうございました。
トリーター編も機会があれば描いていこうと思います。
最近は漫画ばかり描いていて、動物たちの近況などを日誌でお伝えしていませんでしたので、普通のトリーター日誌も書いていきます(笑)

また機会がありましたら四コマ漫画劇場でお会いしましょう。
それでは本日はこの辺で!

バックナンバー
2021/03/10 とあるトリーターの四コマ劇場 Season1 ~その1~
2021/04/16 とあるトリーターの四コマ劇場 Season1 ~その2~
2021/05/26 とあるトリーターの四コマ劇場 Season1 ~その3・4~
2021/07/24 とあるトリーターの四コマ劇場 Season1 ~その5・6~
2021/08/28 とあるトリーターの四コマ劇場 Season2 ~その1・2~
2021/08/28 とあるトリーターの四コマ劇場 Season2 ~その3・4~

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