みなさん こんにちは。
久しぶりになってしまいましたが、「展示更新情報」をお届けします。
今回は 10数年ぶり?に「皇室ご一家の生物学ご研究」の展示を変更したところをご紹介します。
アカザ
ナマズ目 アカザ科
学名 Lopbsgrus reini
日本の固有種で、秋田県から九州にかけた川の上流域に生息し、夜行性のため日中は石の影などに隠れて生活します。
アカザの胸鰭と背鰭にはそれぞれ1本ずつ毒のある棘があり、福島県ではハチウオ、長野県ではサソリと呼ばれます。
開館中は石の下に隠れているので、隙間をよく観察してみてください。きっと見つけられるはずです。
フランツ・ヒルゲンドルフゆかりの生物たち
相模湾はモースを始めとした多くの生物学者が訪れた場所であります。
これまでデーデルラインに関わるウニの仲間の標本展示をしていましたが、この度フランツ・ヒルゲンドルフ(1839.12.5-1904.7.5)にゆかりのある生物の展示へと変更いたしました。
上で紹介したアカザも、ヒルゲンドルフにより記載されています。
ヒルゲンドルフは江の島のお土産屋で、オキナエビスを見つけたことでも有名です。
そのヒルゲンドルフは日本で採取した生物を持ち帰り、新種として多数報告しています。そのなかの一部を標本で紹介していますので、ぜひこの機会にご覧ください。