2022年07月01日
トリーター:佐野

きょうから海開き

きょうから7月。2022年も半分が終わりました。時間の流れの早さが恐ろしいです。
梅雨前から海の家の建設が始まり、ライフセイバーの方々が安全を守るための訓練をおこなっていました。きょうから、“えのすい”の目の前の海、片瀬西浜海水浴場が海開きです。

そこできょうはこの時期の砂浜ネタを3つ。

カツオノエボシ
この時期、波打ち際にはカツオノエボシが打ちあがっていることがあります。青い水風船のようで、小さい子どもの(大人も?)触りたい欲を掻き立てる形状ですが、言わずと知れた毒の強いクラゲなので危険です。保護者のみなさま、ご注意ください。
※今回採集できたカツオノエボシの展示は終了しました。

アカウミガメ
また、今の時期はアカウミガメの産卵のシーズンでもあります。相模湾にウミガメが産卵?と思われるかもしれませんが、数こそ少ないものの、古くからこのあたりでは産卵があります。調査中に出会ったご年配の方のお話では、相模湾の西の方は砂浜が今よりも広く、余裕で野球ができるくらいのスペースがあったそうです。ウミガメも結構産卵に来ていたと聞いたことがあります。戦時中は卵を食べていたのだとか。
母ガメは夜に警戒しながら産卵場所を探しますので、もし、万一見つけたら近づかず、遠くから見守ってあげてください。

ツルナ
海浜植物です。この辺りの海岸にも見られます。少し前に小さな黄色い花を咲かせていました。ちょうど今くらいの時期は、食べるのに適した時期です。葉が肉厚で、ちょっと苦みがあります。ツナ缶と一緒に炒めたり、おひたしにしたりしてみましたが、結構いけます。道草食ってみますか?

カツオノエボシカツオノエボシ

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