2022年07月20日
トリーター:長野

教えて!トリーター! part 5!

みなさん、夏本番の暑さが続いていますが体調はいかかでしょうか。
体調には十分気をつけて、楽しい夏をお過ごしください!
そして・・・いい「波」にのって熱い夏を乗り越えていきましょう!
いい「波」・・・?
「波」・・・?
・・・その通り!!!「Wave」です!

察しの良い方は夏というワードを聞いて気付いたかもしれません。
この夏からショーが生まれ変わり、「Wave ~きみの波になりたい~」がスタートしました。作りこみから携わることができ、ショーを作る苦労や達成感などさまざまなことをこの肌で感じることができた反面、トリーターとしてもっと成長しなければいけない危機感も感じました。Waveとともに成長していけるよう頑張ります!!

長々とお話ししましたが、本日、みなさんにお話しするのは「イルカの耳」についてです。
え・・・イルカに耳ってあるの?と思う方もいらっしゃると思います。
あるんです! すごく小さいですが・・・(笑)。

眼の後ろ(尾びれ側)に針で開けたような小さいくぼみ(赤丸)があります。これが「イルカの耳」です。
以前にも[2021年11月28日 教えてトリーターpart2]にてオットセイとアザラシの違いを紹介した中で耳の形に触れました。
今回はイルカと私たちヒトとの違いについて一部紹介したいと思います。

ヒト(伴野トリーター)は耳介(耳の外に出ている部分)で音を集めます。そして、耳の穴を通り鼓膜で音を振動させ、耳の骨を通じて奥の内耳へと伝わっていきます。
では、イルカはどうでしょうか。上の写真のように耳介はなく、そして音が通る穴も鼓膜もないのです。
え、イルカは音が聞こえないの!?
みなさん、安心してください。聞こえていますよ。
(どこかの芸人さんみたいになってしまいました(笑)。)

実は周囲の音を下顎の骨にある脂肪を通して耳の骨、そして内耳に伝えています。なんと!頭の中にはメロンといってヒトには聞くことのできない高い音を発する器官があるのです。ちなみにその音を超音波といいます。
そうですねー・・・身近だとエコー検査などにこの超音波が使用されています。その超音波を駆使してイルカは「エコーロケーション」をおこなっています。「エコーロケーション」とはなんぞや?

説明しよう!
「エコーロケーション」とはイルカが周囲の状況を把握するためにメロンから超音波を出し、物体から跳ね返ってきた音を聞くことで距離や方向、大きさなどを把握する方法です。わお、すごい能力ですよね。私もそんな能力欲しいもんです・・・というのは置いておいて。一生を水中で暮らすイルカは、水の中に適応した体の構造になったということですね。

プールを覗いているとイルカたちが近づいてきてくれるはずです。
ぜひ「イルカの耳」を探してみてください! 撮影に協力してくれた「ニコ」、伴野さんありがとうございました!!

バックナンバー
教えて!トリーター!
教えて!トリーター! part 2!
教えて!トリーター! part 3!
教えて!トリーター! part 4!

イルカショースタジアム

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