7月30日(土)に、企画展の関連イベント特別企画展 水中ドローンで探検!江の島沖 深海の入り口をおこないました!
「Vol.1」ということで初回のように見えるかもしれませんが、実は 3月に一度「Vol.0」をおこなっているため、今回は 2回目です。
調査海域は特別企画展のテーマにもなっている江の島沖大陸斜面域。水深 150m前後を狙って潜航調査、なぎさの体験学習館とライブでつなぎ、船上のようすとともに今まさに水中ドローンが映している海底のようすを参加者の方と一緒に観察しました。
イベントは 10時 15分からですので、8時半に出航、現場海域には 9時ごろに到着して時間に余裕をもって動作確認、通信テストを終え、準備万端で本番を迎えました!
陸上MCの藤田トリーター、なぎさの体験学習館の笠松さんの導入からはじまり、いよいよ船上MCの私の出番!
船のようすや船から見える陸、船の船長のご紹介などをして、ドローンの説明に入り、パイロットの西川トリーターに「カメラを動かしてくださーい」とお願いました。
がしかし、ここで思いもよらないトラブルが起きることになります。。。
カメラが動かない。ドローン自体すべてが動かない。当日はいかにも夏!という快晴の炎天下。テスト後デッキ上に水中ドローンをずっと置いていたので、どうやら機械自体が熱くなりすぎてしまったようで、動作不能という事態に陥ってしまいました。
さっきまでは大丈夫だったのに。。。実はテストを終えた段階で電源を落とすかどうか迷ったのですが、通信トラブルを嫌ってためらってしまいました。。。私たちは十分な水分補給をおこない熱中症対策万全でしたが、水中ドローンの熱中症対策を怠っていました。。。不覚の至すところです。
10分ほど参加者の方をお待たせしてしまいましたが、陸上MCの二人が時間をつないでくれたので、とても助かりました!
結果的には水中ドローンを海水に入れて冷やすことで解決!その後は問題なく潜航することができました。
アズマハナダイやアカトラギス、オーストンフクロウニ、オキナマコ、イシコの大群などいつもの生物たちを観察することができましたし、サギフエやウケグチメバルなどやや珍しい魚も見ることができました。
参加者の方々も楽しんでくださったようで、何よりです!
イベントを終えて、参加者の方からのご意見として、トラブルがリアリティーがあって勉強になったとか、冷静に対応していてすごいと思ったとか、プラスのご意見が多かったのは予想外に嬉しく、元気づけられました!ありがとうございます!
今回はライブ配信終了後も調査を継続、さらに3潜航おこないました。やや風と波が出てきましたところでおこなった最後の潜航。そしてなんと、久しぶりに会えました!
コトクラゲ!
パイロット西川トリーターの巧みな操縦で採集にも成功。状態をみつつ展示していければと考えています。
本企画展の関連イベントはこれからも開催します。水中ドローンのライブ中継Vol.2も開催します!詳しくは“えのすい”ホームページをご覧ください。