5月~7月にかけてウミガメの浜辺で、アカウミガメが産卵しました。
8月に入ってからは孵化・脱出のシーズンに入り、今まさに最盛期を迎えようとしています。
2頭が2週間おきに合計9回、1回の産卵で 90から 100個産卵したので、800~900個の卵がウミガメの浜辺に眠っています。
産卵場所を柵で囲っているのですが、産卵シーズンが進むにつれて、柵の数がどんどん増え、さらに外の囲いに外堀まで備えることに。
当初は丸い囲いの中か、外の柵の中には納まってくれるだろうと思ったのですが、子ガメたちの突破力が想像以上で、外の柵を超えてプールや植栽の中にまで入りこんでしまう個体が出てしまいました。
行方不明になってしまうとたいへんなので、急遽外掘りを巡らせることにしたところ、まるで戦国時代の城のようになってしまったというわけです。
矢倉のように高い柵は、子ガメが砂の中から脱出してくる瞬間を捉えようと、カメラを設置するためのものです。
いつどの産卵巣から出てくるかわからないので、そろそろここじゃないかな?と産卵日と砂の温度、日当たりや、脱出状況などから推測してカメラを仕掛けています。
現在決定的瞬間を捉えきれず苦戦中ですが、まだチャンスはありますのでがんばりたいと思います。
現在約 120匹の赤ちゃんウミガメが誕生しているのですが、最初に生まれたグループから2匹を展示しています。
ウミガメ城も含めてぜひ会いに来てください。
[ えのすい初!アカウミガメの赤ちゃんが誕生しました ]