お久しぶりです。中村です。
魚類担当になって、約3か月が経ちました。
これまでのトリーター日誌では、測温や調餌、給餌など、覚えた作業を紹介してきました。
館内を歩いていると、お客さまから生き物についての質問が・・・
これは当たり前のことですが、まだまだ魚の知識が少ないのでお答えできなかったことも・・・
そこで、自分の勉強もかねて、担当している水槽を調べ、トリーター日誌で紹介していこうと思います。
第1回目に紹介する展示水槽は、ウツボがたくさんいる水槽です。
館内入り口からスロープを歩いていくと、相模湾大水槽横にシラスの水槽があります。
その隣の沿岸水槽が、ウツボがたくさんいる水槽です。
この水槽のコンセプトは、相模湾の水深 10~30m付近に生息している生物が展示されています。
ここには、約 19種類もの生物が一緒に生活しています。
最初に目に飛び込んでくるのは、やはりウツボたちですよね?
アミウツボ、サビウツボ、コケウツボがいます。
アミウツボの特徴は、体に横帯がある。
サビウツボは、鉄が錆びたような体色をしている。
コケウツボは、黄色味を帯びたコケ状の模様がある。
このように名前からわかりやすい種類がいます。
実際の海では、ウツボたちがこんなに密集して生活することは少ないです。
では、なんでこんなにたくさん?
話を聞くと・・・?
水族館で働いているトリーターは、もちろん海にいる生物に興味があって働いている人たちばかりです。
そのなかでも、それぞれ推しの生物がいる訳なのです。
この水槽を提案したトリーターがウツボ好きで、ウツボの魅力を伝えたいという水槽だったのです。
詳しく調べると、それぞれの水槽にいろんな背景が見えてきます。
海の生物に興味があるトリーターが、実際に海に潜ったり、釣りにいったりした経験をもとに、知ってもらいたい生物の魅力が伝わるように考えられているんですね!
なるほど・・・
コブセミエビも大きくて迫力がありますね。
セミエビは、おいしくいただいたことがあり大好物です。
コブセミエビはどんな味なのかな?
他には、小さい生物がたくさんです。
ハナハゼ、カエルウオ、イダテンギンポ、ソラスズメダイ・・・
ヤドカリたちも・・・
とっても賑やかな水槽で、餌ももりもり食べてくれるので面白いです。
展示水槽は変更する場合があります。
興味を持ってくれた方はぜひ、お早めに♪