先日、ソメワケベラの日誌［2023年01月19日　ンとソ］を書かせていただきました。
ベラの仲間は動きが速く、なかなか撮るのが難しいのですが、いもうとがナイスな動画を撮ってきました。
こちらの映像をご覧ください。

行動の激しさがクリーニングのレベルでは無いです。
ドクウツボのえら穴をほじってますね。
ほじくってます。
ソメワケベラは、他の魚をお掃除するクリーニングフィッシュということで、ちゅんちゅんちゅんと、優しくついばむようなイメージがありますが、時には激しいようです。
いもうとちゃんは、この動画を撮った時、ドクウツボの体にせっせと穴を開けていたと思ったそうです。

では、今度はそのドクウツボに注目してみましょう。
鉄の爪を装備したロボ超人の必殺技のような激しさにも関わらず、平気な顔をしています。

この顔である。

平気な顔のドクウツボ

何事にも動じないマイペースなところは、ドクウツボの魅力の一つです。

過去にドクウツボの魅力を何度かお伝えしているので、良かったらご覧ください。
［2019年10月09日　ドクウツボのやる気］
［2020年02月23日　トロピカルのドクウツボ きょうはどんな気分・・・？］

最後にもう一つ、この映像ではスダレチョウチョウウオがちょっとお邪魔な感じですよね。
前へ前へ、目立ちたがり屋に見えるかも知れません。
実はこれ、ソメワケベラにお掃除してもらおうと、順番待ちしているところなのです。
後からハタタテダイも列に並んでいます。
順番待ちをしていても、お掃除してもらえるかどうかはソメワケベラの気分次第です。
どうやらこの映像では、ドクウツボの合間に少しお掃除してもらえたようです。

10数秒の動画で、3つも 4つも、注目すべきポイントがありました。
私なんて、先日の日誌のために開館前と閉館後に時間を見つけて、けっこう頑張って撮っていたのに、全然良い画が撮れませんでした。

ホンソメワケベラの下を高速で泳ぎ去るソメワケベラ

SNSにあげる為に生き物たちの写真や動画を撮る方も多いですよね。
映えを狙った画の中に、後から振り返って何か面白い発見ができたなら、とても素敵なことだと思います。
撮った人にとって、画の価値が変わってくるかもしれませんね。