2023年02月18日
トリーター:城戸

雛! 成長中!

こんにちは。
きょうは 1月24日のトリーター日誌で紹介したペンギンの雛のお話をします。

1月24日にも触れていますが、今回は親に安心した環境を提供するために、体重測定をほとんどしていません。
こういった場合、雛の健康状態を確認するためにはいくつかチェック項目があります。

1. 親のごはんの量
子育てをしていないときの倍近くを食べます。この量が少ないと雛がごはんを欲しがっていないか、親の体調不良の可能性が出てきます。

2. 雛の鳴き声
声の大きさや 1日に何回鳴いているかを確認します。大きく鳴いていても、ずっと鳴き続けていると親がごはんをあげていない可能性があるので、そこも確認しなくてはいけません。

3. 雛の大きさ
これは体重を測っていないと見た目で大きくなったのか確認します。

今回の雛はどれも順調そうだったので、私たちも親に任せることができました。
このチェック項目の 3つめですが・・・・
大きくなっているのは分かっても、どのくらいのサイズかというのを当てるのがなかなか難しいんです。

2月14日に 10日ぶりの体重測定をしました。
この時、トリーターで体重当てゲームをしたのですが・・・一番近くて 300gの差が出てしまいました。予想よりも大きくなっていたので良い誤算でしたが、まだまだ精進が必要ですね!
肝心の体重は 2,550gでした。約 10日で 1㎏も大きくなっていました☆

ちなみにどのくらい順調かというと、近年の“えのすい”生まれのペンギンたちと比較したグラフがこれです。

太い青い線が今の雛で、他は抜粋したペンギンたちです。
このグラフは一番年上の「ルビー」からの記録があるのですが、かなりわかりにくいので抜粋しました。
他の点線のペンギンと比べると、同じくらいより少し大きいのが分かりますか?
このようなデータを蓄積することによって、雛の成長度合いも確認することができます。
ちなみに一番低い「セサミ」は、“えのすい”でちゃんと育つことができたなかで一番育ちが遅かったペンギンなので、「セサミ」よりも上の位置にいてくれると、安心する目安にもなっています。
余談ですが、「セサミ」を育てた親は初めての子育てでした。やはり初めてはペンギンでも大変みたいですね。


写真は体重測定の雛のようすです。

ペンギン・アザラシ

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