2023年10月13日
トリーター:樋口

磯にきらりと輝く宝石

みなさん、こんにちは!
金木犀の香りが漂う、大好きな季節になってきました。
気温も暑くなく、寒くなく、からっとしていてお出かけ日和です。

先日、子どもに磯遊びをしてもらいたくて一緒に磯に行きました。

採集目的のときは採集用のお気に入りの網や胴長などいろいろ持っていくのですが、今回は子どもメインの磯遊び。
小さなプラケースと100円ショップの網、アクアシューズのみで、子どもが楽しくヤドカリを採れたらなーくらいの気持ちで行きました。

ええ、私は採集ではなく、家族の休日のお出かけとして磯に向かったんです。
採集道具を持たずに出かけたことを後で後悔するとは・・・。

磯に着いて、ヤドカリだー エビだー と子どもたちがキャッキャッしている姿を微笑ましく思いながら過ごしていました。

そろそろ満ちてきたなぁとふと深いところに目をやると・・・

見えました?!

見えましたよね!!

セグロチョウチョウウオです!!!

種としてはそんなに珍しくはないのですが、子どもが遊ぶような磯にいるとは思わず・・!
子どもはそっちのk・・・家族に任せ、ズボンを最大限まくり、全力で採ろうとしましたが採れず・・・
長ズボンで、100均網じゃ、さすがに完敗です。。
くそう・・・ いつもの網と胴長か短パンだったらなぁ・・・!!
近いうちにリベンジ予定です。悔しい。

でもとても良い写真が撮れました。
上記の写真のように関東の殺風景な磯に現れるチョウチョウウオの仲間は茶色っぽい岩の間にきらっと黄色や白が輝いて本当に宝石のように見えるのです。
この輝きはぜひ、いつか水槽で再現してみなさまにもお伝えしたいところです。

このセグロチョウチョウウオは本来ならもっと南のほうに生息している魚です。
黒潮の流れに乗って、関東付近に流れ着いた「季節来遊魚」です。
冬には関東付近の低水温に耐えられず、死んでしまう運命にあります。
(近年、海水温が高くて越冬したと思われる個体もちらほら見ますが)

当館でも、入り口付近の相模湾ゾーン 岩礁水槽の横、円柱水槽に季節来遊魚を展示していますので、江の島付近にもこんなに色鮮やかな魚がいるんだなぁと見ていただければと思います。

そして、磯遊びなどに行った際は(安全には十分気を付けて!)きらりと輝くチョウチョウウオの仲間がいないか探してみてくださいね。

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