2024年01月31日
トリーター:中村

中村調べ 9

みなさんこんにちは!
今回は、相模湾大水槽からクラゲファンタジーホールに行く途中にある水槽を紹介します。
この水槽は、たくさんの種類の魚たちが生活しており、とても賑やかです。以前この水槽で生活している、あわてんぼうのカナガシラだけ紹介していました。他の種類も調べてみました。

まずは、ハシキンメ。体色は赤茶から黒っぽい色をしています。そして、口の中は黒く、ご飯の時間になると水面に上がってきてじーっとこちらを見ています。イカや小さい魚を食べるのですが、餌を落とすと食べません。棒の先に餌をつけて、口の前に持って行くと大きな口を開けてすごい勢いで食べます。

そして、エビスダイ。体色は赤く、うろこが大きくとても硬いです。ふっくらとしたシルエットをしています。このエビスダイたちもハシキンメと一緒でご飯の時間には水面でじーっとこちらを見て待っていますが、餌の好き嫌いがあります。イカを口の前に持って行くと無視です…なんの反応もありません。
そんなようすがこちら…

エビスダイエビスダイ

魚の切り身を近づけると大きな口を広げて一瞬で食べます。魚の切り身待ちのようです!

ムツ。目が大きく、たくさんの鋭い歯を持っています。よく餌を食べるため、上から餌を落とすとすいすい泳ぎぱくぱく食べてくれます。以前怪我をしたムツをバックヤードで治療していたときがありました。怪我をしていても良く食べていたので怪我の治りも良かったのを覚えています。食事って大事だなと再認識させられました。

ユメカサゴ。ムツの紹介の後にユメカサゴの紹介を持ってきたのにも理由があります。
みなさん「のどぐろ」は知っていますか? 高級魚ですが、一般的な「のどぐろ」はアカムツのこと。しかし…なんとこのユメカサゴも「のどぐろ」呼ばれる地域があるそうです。
魚の名前はややこしいですね…

ヒゲツノザメ。吻先(ふんさき)に長いひげがあります。最大 1mほどにまで大きくなり、胎生のサメで10匹ほど産まれるそうです。“えのすい”でもネコザメなどの卵は産まれていますが、一度に10匹の赤ちゃんが産まれるところも見てみたいですね!

トラザメ。最大50㎝ほどになるそうです。濃い茶色の帯状の模様が体全体に並んでおり、斑点がいくつもあります。“えのすい”では、アサリやイカの切り身などを食べています。以前は、タッチプールにもいて触ることもできたとか! トラザメは卵を産みます。 1月にもこの水槽で卵が産まれていました。

そして、休館日があったので深海担当の休館日のようすを少し!
まずは、フウセンウオの水槽から!
ここは小さなイソギンチャクが大量発生していました。普段から掃除はしているのですが、なかなか減らないイソギンチャク…ということで一度落水して、しっかり掃除しました。
八巻トリーターとイソギンチャク剥がしをしているようすです。

「しんかい2000」の掃除も元運航チーム方に念入りにやってもらいました。

ぜひ、きれいになった“えのすい”へ遊びに来てくださいね。

RSS