前回に引き続き私目線の日常を紹介していきます。
アザラシの給餌を見に行きます。
きょうはゴマフアザラシの「ココ」が爪切りをしています。普通に生活していても自然に削れて行きますが、少し伸びているところは動物用の爪切りを使って爪を切っていきます。
爪を切っている間も「ココ」はターゲットに吻先(ふんさき)をタッチしてじっとしています。
こちらでは「オガ」が歯みがきをしています。
大きな口を開けて、トリーターにシャカシャカと歯を磨いてもらっています。
もちろん最初から爪切りや歯みがきができる訳ではなく、毎日少しずつ練習をしてできるようになっています。これからも元気に過ごしてもらえるように健康管理をしっかりとおこなっていきます。
こちらはアカウミガメ「ジロウ」のエコー検査をしているところです。
アカウミガメも定期的にエコー検査をしています。ご飯をあげる人、「ジロウ」の体を支える人、エコー検査をする人、エコーの機会を持つ人の 4人で連携を取りながら、プールに落ちないように気を付けながら作業をしていきます。動物も人も安全に検査ができるように工夫しながら検査方法を考えて実施していきます。
きょうはウミガメプールの大掃除の日です。
時間をかけてプールの水を抜いていき、壁面や底に付いた汚れやコケをこすってきれいにしていきます。カメたちは掃除中のんびりして待っています。このタイミングでウミガメたちの体重測定と体長測定も併せておこなっています。
こちらは水中ポンプを使って砂を吸いだしている加登岡トリーターのことを凝視しているアカウミガメの「ナナ」です。
じーっと見て、隙あればホースを噛もうといたずらをしてきます。アカウミガメの噛む力はとても強いため、コードを噛まれたら切れてしまうので注意しながら作業をおこなっていきます。
最後に、12月 1日に愛称が決まったミナミアメリカオットセイの「アトム」です。
動きが速すぎてピンボケ写真ですみません…
本日(12月2日)の体重が15.7kg。ぐんぐん成長してあっという間にお母さんの「アポロ」よりも大きくなりそうです。
仰向けになって急に動きを止めてみたり、入念に毛づくろいをしてみたり、壁を蹴ってそのままプールにダイブしてみたり、おとなのオットセイたちよりもたくさんの行動バリエーションがあり、見ていても飽きない存在です。
私目線の日常~日常作業編2~でした。まだまだ、私目線の日常をみなさんにお伝えしていきます。