2024年12月28日
トリーター:花上

相模湾での鯨類目視調査準備中…

みなさん、こんにちは!
えのすいトリーターの花上です。

今回はタイトルの通り、相模湾での鯨類調査に向けて、今取り組んでいることを紹介していきます! すごくざっくりとですが…。

まず初めに、鯨類目視調査とは船上から双眼鏡などを使って鯨類を探していく…とてもシンプルな調査です。
その調査でまず必要になってくるのが、船酔いしないことです! これはいたってまじめに書いております(笑)。
船酔いしてしまっては調査になりません! 調査メンバーの中には船が苦手なトリーターもいるので、でんぐり返しで慣れていってもらいます! (毎日でんぐり返しをしていると乗り物酔いに強くなるらしい…? )
ちなみに、1回の調査時間は8時間を超えることもあります! 前半で船酔いすると、ただただしんどい時間となってしまうのです。

次に必要なのが、望遠レンズを使用した一眼レフカメラの撮影技術です! これは以前のトリーター日誌でも紹介しました。鯨類を発見したとき、それを撮影できなければ、確かな記録として残すことが難しくなります。このスキルも必須といえるでしょう。

僕は船酔いにはかなり慣れており、よほど大荒れとかでない限りは大丈夫です。カメラも趣味として普段から扱っているのでそこまで大きな問題なし。難しいのがここからです…。

今現在習得しようとしている技術は、外洋を遊泳している鯨類の種同定(種類を特定すること)です。これが本当に難しい…。
日本近海に生息している鯨類は約45種類。中には外見がそっくりの鯨類もいます。遠くの沖で、呼吸をするときにわずかに見える背びれや体色、体長などを考慮し種類を判別しなければなりません。
これを特訓する方法はなかなか思い浮かばず…。今はSNSを活用してあらゆる鯨類の映像を見ながら、種類当てゲームをしているところです。(当館で飼育しているバンドウイルカやカマイルカ、ハナゴンドウですら、海上で遠目で見ると分からないことあります…。)
まだまだ特訓が必要です…。

現在調査計画を立案中なので進展ありましたら、またご報告させていただきます!
最後に問題!
この鯨類の種類は!?

※撮影した写真をそのまま載せています。
答えは花上まで!!

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