2025年02月16日
トリーター:羽田

新メンバー!?

みなさん、こんにちは。
また寒波がやってくるみたいですね。
寒くてもえのすいトリーターや動物たちは毎日元気ですよ!!

さて、最近のイルカショースタジアムでは新人トリーターがイルカに合図を出す練習風景を見かけることがあります。

え!?
新しいトリーターが入ったんですか?
と思われるかもしれませんが、実は新人といっても以前からいるトリーターです。

今まではずっとペンギンやアザラシを担当していた小形トリーターが、イルカも担当することになりました!

今はバンドウイルカの「ニコ」や「サワ」を相手に、ショーがない時間に練習をしています。
イルカに合図を出すには、いくつか覚えなければいけないことがあります。

1,基本姿勢を見極めるべし!
えのすいではイルカもアシカも「ステイション」と呼んでいる基本姿勢があります。イルカでは真っ直ぐな姿勢で立ち泳ぎをして、両目が水面から出ている状態がステイションの姿勢です。このステイションができているのかを見極められないと100%良い状態で合図に答えてもらえません。まずはこの基本姿勢ができているのかを見極められるようになってもらいます。

「ニコ」と練習する小形トリーター「ニコ」と練習する小形トリーター

2,合図を覚えるべし!!
えのすいのイルカたちは何十種類もの合図を覚えています。その合図はトリーターによって違ったらイルカたちにわかりにくいので、みんな同じ合図が出せるように練習する必要があります。そして、この合図を出したらイルカはこの動きをするというのもすべて覚えなければいけません。一度にすべての合図を覚えることは難しいので、少しずつ覚えてはイルカたちへ実際に合図を出していきます。

3,ホイッスルを吹くべし!!!
合図を出したら OK を伝えるホイッスルを吹きます。ですが、この動きで合っていたっけ? どのレベルでやっていたら OK だっけ? というのをトリーターが悩んでいたらホイッスルは吹けません。イルカたちにはただ合図に応えてもらうのではなく、たとえばジャンプであったらこの高さだったら OK だよ、というのが決まっています。合図を覚えるだけでなく、OK ポイントを覚えて自信を持ってホイッスルを吹いてあげることがとても大切です。

4,とにかく楽しむべし!!!!
これが一番重要! 覚えることは多いですが、イルカたちとの時間を楽しむことがとにかく大切です。あ、ちょっと違うタイミングでホイッスルを吹いてしまった、合図がちょっと違ってしまった、なんていう時もすぐに切り替える。どうやったら目の前のイルカがワクワクしてくれるか? そんなことを考えているうちに自分がワクワクする感覚になってもらいたいんです。

新人トリーターは一生懸命になるあまり無言になることが多いのですが、小形トリーターは他の動物をずっとやってきていたので、ニコニコしながら無意識にイルカに話しかけながらやっています。
「とにかく楽しむべし」は最初からクリアできていました!
さすが!!!

これからもっとイルカたちとの仲を深めてもらいたいと思います!

イルカショースタジアム

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