だいぶ前に入口からすぐの波の水槽のとなり、潮溜まり(タイドプール)の水槽の砂地に隠れる魚を紹介( 砂場 de かくれんぼ )しましたが、今回は相模湾大水槽で見つけにくい魚の紹介です。
大水槽は大きめの玉砂利が敷き詰めてあり、潮溜まり(タイドプール)よりも隠れていたり擬態している魚は見つけやすいですが、そのなかでも忘れられがちな魚を紹介していきます。
レベル1 大水槽正面
この画像のなかに映っています
ちょっとわかりにくいですかね。前回も紹介しました。
拡大するとこちら。
茶色っぽい体色に黒の水玉模様が ツバクロエイ の特徴です。
大水槽の底をじっと見つめていると潮溜まり(タイドプール)ではわかりにくかった、しっかりと三角形の形がわかります。大水槽底をじっと見つめて三角形を探してみてください。
レベル2 大水槽正面
レベル2も底魚です。わかりますか?
拡大するとこちら。
レベル1のあとなので、すぐに ツバクロエイ はわかるかと思いますが、その下に細長い壺のような形をしている生物がいます。
こちらが カスザメ です。 カスザメは大水槽に1匹しかいません。少し厚みがあるぶん大水槽底にある擬岩のように思われがちですが、立派な生き物です。
ツバクロエイは時折泳ぐことがありますが、カスザメはまず泳ぎ回ることはないので、この形が カスザメ と覚えておけばすぐに見つけることができます。
ちなみに カスザメ の表皮はワサビをすりおろすこともできるほどざらついていて、おろし金としても利用されてます。
レベル3 丸窓
石がごろごろ並んでいます。このなかにいます。
拡大するとこちら。
ちょっと顔のあたりが隠れているのですが、いるの オオモンカエルアンコウ というアンコウの仲間です。わかりにくいのでこちらの画像が オオモンカエルアンコウ です。
1月の休館日に大水槽へ移動しました。
じっと見ないと大きめの石だと思って気づきません。とても生き物には見えない形態をしていて難易度は1番高いです。
大水槽には現在4匹おり、相模の丸窓あたりか大水槽底の大きめの石をチェックすれば1匹は見つかるかと思います。
水槽を何か気にかけて見てみると、今までにない発見が見つかったりするものです。
この他にも擬態する生き物もいるので、宝探し? 間違い探し? 気分で大水槽を眺めてみてください。きっと新たな発見がまっていますよ。