みなさんこんにちは! 魚類の担当になって早くも 2か月が過ぎようとしています。
毎日勉強することばかりですが、少しずつできる作業も増えてきました。
きょうは新たに担当することになった相模湾ゾーン 相模の海の水槽群 海岸水槽 漁港の水槽のお話です。漁港水槽とはその名の通り、江の島周辺の漁港の中の環境を再現した水槽です。今まで毎日クラゲ採集で頻繁に漁港へ出かけていましたので、漁港の雰囲気はよく知っています。しかし、クラゲを採集する網は目が細かく、魚をすくうことは難しいので、水面をのぞいて「魚が群れをつくっているな」とか「きょうはハコフグがいるな」と思うくらいでした。漁港の魚たちのことももっと知らなければなりません。そこで、漁港で私が実際に見た魚をこれから展示で紹介していきたいと考えています。
その第0弾として、シロギスを展示デビューさせました。シロギスは、小さいころ釣り好きの祖父がよく釣ってきて見せてくれたので、私にとって身近な魚でもありました。私が漁港で見た魚ではないので、第0弾です!
もともと漁港水槽にはシロギスが 1匹いましたが、隠れてしまい見つけられないこともありました。そこで、もう少し数を増やして、群れて泳ぐ行動や砂に潜る行動をみなさんに見ていただきたいなと考えました。
漁師さんにご協力いただき、たくさんのシロギスがえのすいにやってきました。バックヤードでケアをした後、無事に展示に出すことができました。
じっくり観察してみると、光沢がありパールのような点々模様があってとてもきれいな魚です。
群れて泳いだり、砂に潜るようすも観察できます!
これから少しずつ漁港水槽に新メンバー増やしていきたいと思っていますので、お楽しみに!