こんにちは、伊藤です!
今回は題名の通り、北海道にある羅臼へ行ってきたお話をしていきます。
相模湾の鯨類目視調査に役立てたいと思い、同じチームの浦﨑トリーターと一緒に船に乗せていただきました。
協力者の方に声をかけていただき、出航は朝の7時。まだ霧が濃く、ほぼ前が見えない状況でした。
そして、今回のもうひとつの目的は「写真の練習」。
目視調査では一眼レフを使って鯨類の写真を撮り、記録や種同定をおこなっていきます。
ですが、実は伊藤、一眼レフを使うのは初めてで、F値やシャッタースピードを教わっていたものの、やってみると全然うまくいかず…。
最初に撮った写真は驚くほど暗く、「設定だけでこんなにも変わるのか!」と衝撃。
フォルダを見返すと、だんだん明るくなっていくのが分かり、試行錯誤の跡が記録されていて少し面白かったです。
いつ見ても暗すぎる… 。
鯨類に会うまでは海鳥を相手に試し撮りを繰り返しながら、少しずつ感覚をつかんでいきました。
出航して2時間ほど経った頃、「マッコウがいた!」との声が!
はい。「マッコウクジラ」です。
みんな遠くを双眼鏡で見つめながら「いたいた!」というのですが、私は目を細めるばかり。 船が近づいてようやく見つけることができました。
近くで見ると、めちゃくちゃ大きい。 迫力に圧倒されて夢中でシャッターをきりました。
そして、潜る瞬間を狙って構えていたのですが… 大問題。
なぜか最後の最後で連写が止まってしまったんです。 少し前から押しすぎたのがあだとなり、尾びれを逃してしまいました。
「もし次がなかったら… 」と後悔で胸いっぱいになったのですが、奇跡的にもう一度マッコウクジラに出会えました。
今回はばっちり尾びれを撮ることができました。
続いて現れたのは「ツチクジラ」。
実はフィールド調査チームとしては初観察! とても貴重な体験になりました。
このツチクジラ、ガイドさんによると、近くに船で行くと驚いてすぐ逃げちゃう種類だそうで、近くまで行くことはできませんでした… 。写真もちょっとブレている気が… 。
そしてメインの「シャチ」。
子どものシャチがいる群れで、尾びれで水面をバシャバシャする姿。
すぐ近くまで寄ることができた群れ。
さらには背びれが立派なオスも!
みんな大はしゃぎで写真や動画を撮りまくり、本当に夢のような時間でした。
そして帰りの船で「イシイルカ」の姿も。
この羅臼の海ではよく見る種のようで、見つけて喜んでいるのは伊藤と浦﨑トリーターだけでした… 。慣れって怖いですね… 。
今回「マッコウクジラ」「ツチクジラ」「シャチ」「イシイルカ」の4種に会えて、羅臼への旅は大収穫でした!
おいしいご飯も堪能できました… ウニいくら丼… !
ただ写真撮影はまだまだ課題が山積みでした… 。 遠くの鯨類を撮れるように頑張ります。
今後はフィールド調査チーム カメラ担当花上トリーターにコツを教えてもらいながら、もっと上達できるように練習していきます!
最後に今回のベストショットを。
やっぱり近くだときれいに撮れますね… 。 次は鯨類でベストショットを目指したい…!
次の相模湾調査でこの経験を生かせるようにしていきます!
その前にまずは、相模湾で鯨類と出会わなければいけないですけどね…。
次の調査も頑張ります!!!