2025年08月20日
トリーター:城戸

換羽が始まった「セサミ」

8月 16日のトリーター日誌 で紹介したフンボルトペンギン「セサミ」の続報です。
16日の日誌の中で、全身の羽が生えかわる換羽が始まりそう。 食欲旺盛で、ごはんの時間の前からスタンバイしている。 とお話ししたのですが、翌日 17日から換羽が始まりました。
数日は変わらず早い時間からスタンバイしていた「セサミ」ですが、どんどん体が重くなっていき、体重が 4,700g を超えてくるとごはんの場所にトリーターが連れていかないと、来なくなりました。(通常時より1kg 体重が重たい状態です)
あんなに素早く動いていた「セサミ」を見られたのは 10日間くらいでしたね。
一年間で 10日間は短い 笑
あとは、動かずに羽が抜けていくのを待つだけです。

ただ、あまりにも動かないのは足腰によくないので、ごはんの場所に自分で行くよううながしたりしています。
今は羽がぬけてぼさぼさのセサミですが、あと 10日もしたら艶々な羽の「セサミ」に変わります。 翼の目印を今はとっているのでわかりにくいですが、写真と見比べて探してみてください。

きょうは、日々動きが変わる「セサミ」のお話をしました。
水族館は常に同じような展示をしているように思えますが、魚もペンギンもイルカも個々を見ていくと、時期によって見せてくれるようすが違ったりします。
なかなかガラス越しではわかりにくいところもあるかもしれませんが、ぜひ来場していただいた「その時」の動物を観察してみてください。

ペンギン・アザラシ

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