みなさんこんにちは。村井です。
実は 4月からクラゲも担当になっていたのですが、日誌では全く触れていないことに気が付きました。もうそろそろクラゲの話がしたいなーと思いながらネタを探していたのですが、ユウレイイカが搬入されたので今回もイカのお話です。
(とっても長くなってしまいました。すみません。)
8月21日から22日の 2日間、ユウレイイカを展示していたのですがみなさんお気づきでしたか??
レア度の高いイカだったこともあり、イカマニアの方々はたくさんに見に来てくれていたのではないかなと思います。バックヤードから見ていて、ユウレイイカをじっくり見てくれる方がたくさんいたのでうれしい限りです。
2日目は給餌にも挑戦しましたが、ペッペと吐き出されてしましました。飼育が難しいイカなので 2日間の展示で終わってしまい悔しい限りですが、次搬入されたときにもっと長く飼育できるよう、今から準備をしたいと思います。
展示水槽では暗い深海で生活しているユウレイイカの負担にならないよう、かなり暗い照明で展示していたので、細部まで満足に観察することが難しかったと思います。なのでこの日誌では、標本にする前に撮影したきれいな写真を紹介しようと思います! よく見えなかったみなさん、ここで思う存分堪能してください。
まずはこちら。
背中側から全体を見た写真です。
続いてはこちら。
腹面から全体を見た写真です。
10本ある腕のうち、左右の第四腕が他の腕と比べて太いことが分かります。
これは左右の第四腕の拡大写真です。
小さな吸盤がジグザグに分布していて、赤い発光器も観察できます!! この吸盤、とってもよくくっつきます。写真を撮るために触るとすぐに手やピンセットにくっついてしまい、やわらかい腕がちぎれないように外すのは大変でした。
これは腹面から見た眼を拡大した写真です。
眼球側面に白い粒々が並んでいるのが分かるでしょうか。
これが発光器です!
ユウレイイカには眼の周りに3列の発光器があります!
(写真だと角度的に 2列しか写せませんでした)
続いてはこちらの 2枚です!
右側面から腹部を見た写真と腹面から腹部を見た写真です。
体がとても透明なので内臓が透け透けですね。右側面から見た写真の中央(青矢印)、白いもやもやしているのが鰓(えら)です!
鰓(えら)の奥から右側にかけて褐色できらきらしているところ(オレンジ矢印)が肝臓です。
腹面から見た写真の中央(ピンク矢印)、ピンクになっているところは消化管です。
その消化管の両脇に透明な丸いもの(緑矢印)があります。
これも発光器です!
もう少し見やすい写真を用意しました。
(解剖写真が出てきます。苦手な方は表示せずにご覧ください。)
口の周りです。
これはとってもレアなのではないでしょうか。普段は見られない場所なのでドキドキしてしまいますが、よく見てみましょう!
各腕の吸盤がしっかりと見えます。口の周りには囲口膜と呼ばれる膜があります。これで口をすっぽりと隠しています。
ついでなので触腕の吸盤もよく見てみましょう。
触腕の先端部にはこのようにたくさんの小さな吸盤がついています!
とってもよくくっつきます!!!
こちらは触腕発光器の拡大写真 2枚です!
右と左を見比べてみて下さい。
わかりますか??
発光器(の色素胞?)がまだ動いていました!!
よく拡大してみると発光器の模様が花火のようでとってもかわいいです!!!
最後にとっておきの写真です!
こちら!!
紫外線ライトを当ててみたら発光器が光りました!!
通りかかった Sトリーターに「魚の発光器は紫外線で光るから紫外線を当ててみたらいいのでは?」と言われ、当ててみたら光りました!!!!
ただ、目の周りと墨袋の発光器は光っておらず、光ったのは触腕にある発光器のみでした。
でもすごい!!
発光器が!! 光りました!!!
展示中も壁にぶつかったときなどは一瞬光っていた気がしたのですが、あまりに一瞬過ぎて動画にも写真にも納められなかったのですが、光っているようすを見られてよかったです。
だいぶ長くなってしまいました。(笑)
ユウレイイカを堪能してもらえたでしょうか?
次こそ長期飼育できるよう頑張っていきます!!!