2025年10月06日
トリーター:松田

Debut ! !

みなさんこんにちは!
タイトルの英単語は「デビュー」と読みます。アルファベットだけ見たらそうは読めませんよね。最後の「 t 」は何なんでしょう。発音しないなら出てこないでほしい。
ですが私は、「 knife (ナイフ) 」や「 knight (ナイト) 」の「 k 」はなんかカッコいいので許せてしまう、獣医師の松田です。

さて、2025年度も下半期に突入、つまり私の水族館獣医師 2年目の前半戦も終わってしまいました。
上半期ではいろいろなことに挑戦させてもらいましたが、獣医師としてまだまだだなぁと思うことも成長できたと感じることもありました。
今回のトリーター日誌では、獣医師としてではなく、トリーターとしてデビューできたことを 2つご報告させてください。

まずは 1つ目。
えのすいの大人気ふれあいプログラム、「イルカと握手」の開始前にトリーターがおこなっている、事前説明にデビューしました!
今までもプログラム中のみなさんの誘導はお手伝いしていたのですが、これからはみなさんの前に立って話すようにもなります。
この説明ですが、ただ握手のやり方や注意事項を一方的に喋るだけではなく、退屈になりがちな待ち時間でどうやったらうまく伝わるかを考えて話しています。
これがとても難しく、ショーなどでみなさんを惹きつける話をいつものようにしていらっしゃるトリーターのみなさんに対して、改めて尊敬の念が増すばかりです。
まだまだうまく喋れていないと自分でも感じることはありますが、私が説明する回に当たった方はあたたかい目で見てくれますとうれしいです。

説明新人にちょっかいをかけにくる、「イルカと握手」ベテランのバンドウイルカ「シリアス」説明新人にちょっかいをかけにくる、「イルカと握手」ベテランのバンドウイルカ「シリアス」

そして 2つ目のデビューは、バックヤードツアーの案内役です!
これは一般のお客さま向けに開催されているものではなく、獣医や動物看護の学校からの依頼でおこなっている学生さん向けのツアーでした。
獣医師としての仕事の紹介が主になるのですが、獣医学生なのか看護学生なのか、何年生くらいでどれくらいの知識があるのか、などを考慮して、どんな話や見せ方だったらより興味を持ってくれるかを考えて、内容や時間配分を決めて臨みます。
それでも当日喋りすぎて若干時間が押し気味になってしまったり、たくさんの人数に対して聞きやすいように話すことの難しさを感じたりと、こちらもまだまだ課題があります。
私も小さい頃 (大きくなってからもですが) 、水族館のバックヤードツアーで飼育員さんのお話を聞くのが好きだったので、自分もそういうツアーができるようにしていきたいです。

バックヤードツアー中のようすバックヤードツアー中のようす

ほかのトリーターに比べて、獣医師がみなさんと顔を合わせてお話しする機会は正直少ないので、このような機会でお喋りできるのは新鮮で楽しいなと感じています。
みなさんからのご要望が多ければ、獣医師のバックヤードツアーがイベントとして開催される頻度がもしかしたら増えたりするかも …?
そのときが来るまで、私も修行しておきますね。

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