お見合い中のフンボルトペンギン「テン」と「ユキ」に 9月 15日から同居人が増えました。
10月 5日に命名式があった「ナギ」、育ての親へいまだに餌をねだり、体重増加のため動きも緩慢になってきたため、親離れを狙って「テン」、「ユキ」のところへ移動しました。
まだ「ナギ」がオスかメスかわかっていないのですが、がたいが大きいのでオスなら「テン」に愛想をつかした「ユキ」が若い「ナギ」へ乗り換える可能性も懸念しながらの移動でした。
ときどき「ユキ」と「ナギ」の距離が近いような、関係がないようなと、気にしながら半月が過ぎた 10月 3日の朝掃除の最中に、陸場で何やらイチャイチャしている「ユキ」と「テン」。掃除をしながら観察を続けると小さい声で鳴きながら「ユキ」が「テン」の翼の付け根あたりをくちばしで触れようとしているのです。数回触るか触らないかを繰り返し「テン」も最初は「やめなよ」的な雰囲気であしらうも、まんざらでもないのかそのまま「ユキ」のしたいようにさせておくと、くちばしで優しくカリカリと羽繕い(はづくろい)をしているではありませんか!
そしてなんと、この後「テン」からも「ユキ」に対して同じような行動が見られたのです。
相互羽繕いまでには至らないものの、羽繕いをし合うのは仲が深まっている証です。
もう 2024年の夏から一緒にいるので 1年以上になりますが、まるで歌謡曲の歌詞みたく「半年過ぎてもあなたって手も握らない・・・」
初々しすぎてこっちの方がヤキモキしちゃいます。
それ以降は新たな展開は観察されず、同じような行動も観察できていません。
いつまで続くのか、どこかで離れてしまうのかはわかりません。
別の個体を同居させてみるとか、みんながいるところへ出してみるとか、こちらができる展開もありますが、どんな形にせよ、引き続きあたたかく 2羽を見守っていただけたらうれしいです。