10月 5日 正午 フンボルトペンギン命名式。
そうです。ついにあの子の愛称が決定しました。命名「ナギ」です! 自称ヒナ担当の私は当日の司会進行を務めさせていただきました。長らく見守ってきたあのヒナを愛称で呼ぶことができて… いやぁ~感慨深いですねぇ~。(命名式の詳細はこちらからどうぞ!)
当日は多くの方々と一緒に発表の時を迎えることができました。私はかなり緊張していたのですが、主役の「ナギ」は何食わぬ顔。ペンギンプールでスタンバイしてくれていた小形トリーターに抱き上げられ、不思議そうにしていました。
「ナギ」のことを紹介しながらみんなで見ていると…
次の瞬間、育ての親の「フク」と「マーチ」が駆けつける展開に!
感動的な場面に見えるのですが、実は別居中なのです。このときが約 3週間ぶりの対面だったのです。前回のトリーター日誌からまたしてもいろいろとありました。
「ナギ」は今、お見合い中の「テン」と「ユキ」のところに居候しています。理由は全然親離れをしないからです。トリーターの手から魚を食べられるようになり、ようやく独り立ちしたかと思いきや、なんとトリーターからも親からも魚をもらうという大食漢になりました。それも私たちが魚をあげた直後に親におねだりしに行くほどです。体重は5,000gに達して、過去最高記録を再び更新してしまいました。
こりゃいかん、ダイエット計画再び! ということで、親元を離れた次第です。初めは新しい環境に戸惑っているようすでしたが、すぐに慣れてご飯が待ちきれないといわんばかり。けれど、この機会に順番待ちを覚えてほしいので、ここでは「テン」と「ユキ」が食べ終わってから「ナギ」の番ということにしています。えのすいペンギン界には年功序列があります。
この写真では止まって待っているように見えますよね。そんなことはありません。
ほらこの通り。あっち行ったりこっち行ったり。
「ナギ」が食べていますが、これは「テン」がちょうど食べ終わったからです! 本当ですよ! 決して早まってあげているわけではありません。
自立するまでまだまだかかりそうな「ナギ」ですが、今まではヒナと呼んでいたところ、今回「ナギ」と載せることができて感無量。これからもたくさん呼びかけて関わっていきたいです。そして、ペンギンらしく親離れをしないといけません。引き続き一緒に見守っていただけるとうれしいです!