2025年10月23日
トリーター:水村

クラゲを展示してきました。

「藤沢市総合かがく展」を知っていますか?
毎年夏休みが終わったこの時期に、湘南台文化センターこども館で藤沢市総合かがく展を
1週間ほど開催しています。(今年度は終了しました)

“えのすい” では毎年生物展示をおこなっていて、今年は私が担当することになりました。
5月あたりには担当が決まっていたので、何をしようかじっくり考える時間もあったのですが、実は最初から最後まですべてを自分で考えるのは初めてでして、緊張半分、楽しみ半分の状態で始まりました。
この総合かがく展、主催は藤沢市教育委員会で、藤沢市内の小・中学生が夏休みに自由研究などで取り組んだ自然科学に関する作品を展示するもので、毎年たくさんの作品が展示されています。

子どもたちの作品に混ざり私が展示をしたのは『ミズクラゲについて』です。
ミズクラゲとは・・・ から始まり、ミズクラゲの生活史をイラストと写真と展示水槽で紹介していきました。 ミズクラゲは私が初めてポリプから成体までの過程と飼育方法を学んだクラゲで、総合かがく展に来られた方にもぜに最初に知ってもらいたいクラゲであったので展示をしようと決めました。 ほかにもおすすめのクラゲはたくさんいますが、ミズクラゲからの方が入りやすいとも考えたからです。
話し出したら次の話ができません・・・(笑)

藤沢市総合かがく展での展示のようす藤沢市総合かがく展での展示のようす

設営は私ともう一人とでおこない、期間中のメンテナンスもクラゲ担当トリーターと交代でおこない、無事に1週間の展示期間を終了し、ちょうどきのうの午後に水槽やクラゲたちをえのすいに持ち帰ってきました。 私も無事に展示ができて一安心ですが、課題も見えてきました。
1週間の展示期間はすぐに終わってしまい、設営時と片付けの日に少しだけみなさんの作品を拝見してきましたが、時間が足りなかったです。 どの作品もタイトルが素晴らしい!
タイトルだけで読みたくなる作品ばかりで足が止まってしまい、見入ってばかりで端から端までいけませんでした。 私たち大人にはない概念、そして探求心がある子どもたちならではの作品ばかりでした。なんで? どうして=調べるにまっすぐ繋がっているように感じました。
去年も一昨年もプライベートで展示物を見に行きましたが、本当に毎年すごい作品があるので感激しました。 私にとってはよい刺激になり、この調べる行動というのは何歳になっても大切なことだとしみじみ感じました。

まだまだトリーターとして力を発揮していかなければなりませんね!
何度も言いますが、本当に良い刺激になりましたのでみなさまもぜひ、来年行ってみてください!!

藤沢市総合かがく展(藤沢市教育委員会 藤沢市教育文化センター)

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