2025年12月24日
トリーター:加藤

久しぶりの「ナギ」

前回フンボルトペンギンの幼鳥「ナギ」が登場したのは10月 8日のトリーター日誌で(えっ!? そんなに前!? )、命名式のようすと近況をお伝えしました。当時、親離れする気配を全く感じなかったので、「テン」と「ユキ」がお見合いをしている隣のサブプールに居候していました。その後はというと… 変わりなく居候生活が続いています。

フンボルトペンギンは 3か月で巣立ちを迎えるといわれています。4月20日に孵化した「ナギ」の場合、7月中かなと予想できますよね。ところが 9月になっても親に甘え続け、餌のおねだりが止まらない止まらない。ちょっと長すぎますね。そこで 9月18日に私たちの手で、親元から離しました。
どれくらい居候生活をすれば独り立ちができるのか、正直わかりませんでした。いつまで続けようかねぇと担当者で話していたのですが、本日、なんのきっかけもなく、ただの私の思い付きで、「ナギ」をみんながいるプールに合流させてみました!

早速、2歳先輩の「ユイ」から洗礼を受けて追いかけられています。ペンギン界は厳しいのです。こういうものなのです。なんとか逃げ切ることができた「ナギ」は落ち着く場所を探し始めます。

実家やないかーい(笑)!! 左の小屋が育ての親である「フク」と「マーチ」と一緒に過ごした場所です。そこに向かって行ったので、あちゃ~まだ早かったか~と思ったのですが、このあとすぐに「ナギ」は去って行きました。いいかんじです!

次に向かった先は、

給餌中のトリーターのもとでした!
「“ぺ”って書いてあるバケツは僕のですか?」と言わんばかりに、最前列を陣取っています。もちろんここではもらえません。

近くに来てもダメです。ちゃんと並んで順番に上まで来てください。

時間はかかりましたが最終的に自分の足で階段に到達できました! えらいぞ! 物すごい勢いで食べているので躍動感ある写真になってしまいましたが、元気いっぱいなようすが伝わるかと思います。

その後は、一応サブプールに戻ってもらいました。すっごく久しぶりの合流でしたが、このようすだと少しずつ合流させていけば大丈夫かもしれません。一度親元に行ってしまいましたが、すぐに離れて行ったことですし、またどこかのタイミングでトライしてみようと思います!

ペンギン・アザラシ

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