新年あけましておめでとうございます。新たな 1年がまた始まりました。今年も海やそこに生きる生き物たちの魅力をたくさん発信していければと思っています。2026年は、午(うま)年です。元気に駆け抜けていきましょう!
水族館には本物の馬はいませんが、馬にちなんだ生き物はいますのでぜひ探してみてください。クラゲにも馬が隠れています。クラゲ通の方はもうおわかりでしょう。
ミズクラゲの傘、上から見ると四つ葉のクローバーのように見えるところ、生殖巣が馬蹄(ばてい)型をしています。ミズクラゲはヨツメクラゲと言われるように、基本的に生殖巣(内側に胃)が 4か所。よって幸せの 4つの馬蹄(ばてい)です。縁起が良さそうですね。でもこの生殖巣、4つ以外にも、5つ、6つの個体もいます。基本は 4ですが、1 〜 10のものがいることがあり、私は 1 〜 8は見たことがあります。そして、馬蹄(ばてい)型以外にも丸やハート型のものもいます。不思議なことに、水族館などでポリプからエフィラを遊離させて育てた繁殖個体は、ほとんど馬蹄(ばてい)型なのですが、東京湾などで採集してくる野生個体は丸型のものがほとんどです。そして、小笠原などで見られるミズクラゲはみんなハート型です。

こちらは、ナンヨウミズクラゲになります。実は、12月 30日よりクラゲサイエンスにて、当館では初のナンヨウミズクラゲの展示を開始しました。しかも繁殖個体です。まだまだ手探りのところはありますが、展示サイズまで成長できました。ただ、生殖巣はハート型ではありません。期待して見た方、ごめんなさい。これからハートになっていくのか、何か条件が必要なのか、まだまだわからないところです。水族館で育てた繁殖個体の中にもハート型になるものもいます。気がつくといます。1つだけハートだったり、2つだけだったり、きれいに 4つハートだったりと、見つけたらラッキーハッピーな感じで、なぜハートなのかはミステリーです。この不思議が解明されたら、ハートであふれるミズクラゲ水槽になるかもしれません。
わからないことがあること、不思議なことがあることは、知る喜び、発見する喜びがあるということです。2026年はどんな “わくわくドキドキ” が待っているでしょう。ぜひ、えのすいでたくさんの “わくわくドキドキ” を見つけてください。今年もどうぞよろしくお願いいたします。