2026年01月21日
トリーター:今井

ワシントンヤシモドキの葉柄

展示「皇室ご一家の生物学ご研究」で、タイに分布する透明ナマズ「トランスルーセントグラスキャットフィッシュ」を再び展示することになりました。 本種はペットショップでも安価で売られているので、ご存じの方も多いと思います。
「あ~、見たことあるやつね。」で終わらせてほしくない!
この小さなナマズの魅力を引き出して、お客さまに再認識していただきたいのです。
プリズムみたいな透明感、透けた骨格、中層に群らがる等から、光りと影が折り重なったところを魚体が通過するようなレイアウトを組もうと決めていました。
ただ、月並みに流木や石を使うのはつまらないなと考えていたところ、出勤時に当館前に立ち並んだヤシから剥がれ落ちた、葉を支えていた柄が目に付きました。

ワシントンヤシモドキワシントンヤシモドキ落ちた葉柄落ちた葉柄

亜熱帯地方にてヤシの葉柄が水中に埋もれてシェルターになるシュチエーションはあり得るだろうと、前から使おうか迷っていたレイアウト材だったのですが、今回は本気で使うことにしました。
すると、今まで気にもしなかったヤシの種名が「ワシントンヤシモドキ」だと分かりました。
もちろん、そのまま水中に沈めれば、重石をすっ飛ばして急浮上してしまいます。
こんな時、頼りになるのが ジャーン!

相模湾大水槽相模湾大水槽


水深 6.5メートルの底に沈めておけば、数日間で真水に沈むようになります。



今ではミズゴケ類も生えてすっかり馴染んでくれました!
(ウソです! そんなに早く生えませんよ! 活着するまでホチキスでぱちんと止める裏技です。)

皇室ご一家の生物学ご研究

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