この1年の間にえのすいに来場された方は、これから紹介するミズダコを見てくれたことだろうと思います。2025年 4月 25日に搬入されたこのミズダコ、重さが 16.47㎏ もあってとても大きく、館内でも人気の生物でした。
搬入直後のミズダコミズダコの寿命は一般的に 3~ 5年とされていて、この個体を搬入した時点であと半年程度の寿命だろうと予想していました。ところが 10月になっても 11月になってもまだ元気な姿を見せてくれていたのです。
12月のようすこのまま冬を越してくれたらうれしいなと思っていたのですが、年明けくらいからでしょうか、食欲が落ちてきたり、体色が薄くなってきたり、動きが鈍くなってきたりしました。そうか、そろそろなんだなと悟った瞬間でした。
通常、生物は体調不良を悟られないよう平常を装って生活するので、死期を予想するのは難しいものです。それでもミズダコの変化にすぐ気付けたのは、毎日しっかりと見てきたからでしょうか、それともミズダコが教えてくれたのでしょうか。
最終的には 2026年 2月 8日に 27.05㎏ の大きさで死亡し、えのすいで 10㎏ 以上成長していたことがわかりました。触腕 1本の長さが約 190㎝ もあり、かなり大きかったことがわかります。
お客さまの中にもミズダコを楽しみに来場されていた方がいたと聞いています。
みなさま、ミズダコをかわいがってくださりありがとうございました。
現在、ミズダコの展示はございませんが、ミズダコ同様に生物の多様性を伝えられるような展示をしていきますので、ぜひこまめにいらしてくださいね。