クラゲ・深海を担当しているトリーターは(ほぼ)毎日、江の島でクラゲの調査・採集をおこなっています。通称“毎日採集”と呼んでいるこの採集は、2018年から始まり、今年で 9年目を迎えました。
えのすいトリーターが誰よりも相模湾のクラゲに詳しくなるために始めた調査ですが、9年間で約100種のクラゲが確認されているそうです。海況や天気がよほど悪くない限りは、真夏も真冬も、晴れの日も雨の日も江の島に出かけ、どんなクラゲが採れるか調査しています。実は今年度からクラゲ・深海担当になり、この“毎日採集”に参加するのをずっとずっと楽しみにしていました。
そして先日ついに、初めての“毎日採集”に行ってきました!
ベテランの Kトリーターに教えてもらいながら、水中に沈めた網を引いて小さなクラゲを採集します。

ぱっと見では何もいないように見えますが、透明な容器に入れて観察してみると、ぴょこぴょこと動くものが見えます(クラゲ以外の小さな生き物もよく入るので、この話もいつかトリーター日誌で紹介したいです・・・!)。

採れたクラゲは水ごと蓋つきの容器に入れ替えて持ち帰り、水族館に戻ってから種同定をおこないます。肉眼で同定が難しい場合は、顕微鏡で見てみます。(まだまだクラゲ勉強中の私にとっては、この作業が結構大変です・・・)
この日採れたのは、コモチカギノテクラゲ、オオタマウミヒドラ、ヒトツクラゲの 3種類でした! どれもこの時期、江の島でよく見られるクラゲたちです。
コモチカギノテクラゲ
オオタマウミヒドラ
ヒトツクラゲ採集したクラゲは、その日のうちに手描きの解説ボードと一緒にクラゲサイエンスで展示するのですが、この手描きの解説を描くのがまたちょっと大変だったりします(汗)。慣れているトリーターは、ささっとイラストを描き上げてしまいますが、大きさ2~10mmほどのクラゲは、図鑑や顕微鏡で拡大した写真を見ながら描いてみてもなかなか上手に描けません・・・。馴れと練習が必要そうです。

それでもやっぱり自分で採集してきたクラゲ、自分の目で見たクラゲはよく印象に残るので、名前や形態も覚えやすいです。クラゲ担当になったばかりの私にとっては、この採集がとてもいい勉強になっている気がしています。
季節によって江の島でみられるクラゲが変わってくるそうなので、これから夏にかけてどんなクラゲが採れるようになるか楽しみですね。種同定とイラストの練習をがんばります!!