きょうもウィーンの森で潜航がおこなわれました。
きょうは通称ログ付けの当番でした。
ログ付けというのは、「しんかい6500」から伝送されてくる画像をみて、なにか面白いものが見えたときや、なにか作業がおこなわれた時に、その時間、水深、高度、「しんかい」の位置情報を含めて記録していくことをいいます。
「しんかい6500」はケーブルも何も母船の「よこすか」とは繋がっていませんので、リアルタイムで「しんかい6500」の映像を見ることはできません。10秒ごとに 1回くらいに「しんかい6500」が撮影しているビデオの画像の 1フレームが音波で伝送されてきます。
水中は電波が届かないので、音波で通信するのです。音波で画像を送れるってすごいですね。画像は粗くモザイク状ですが、慣れてくると案外何が映っているのかがわかってきます。
[きょうの写真]
総合指令室でのログ付け
船橋にある総合指令室に潜航中の「しんかい」の全ての情報が集まってきます。
左にある液晶モニターに「しんかい」からの画像が映し出されます。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)YK06-13「よこすか/しんかい6500」によるノースフィジー海盆(フィジー)、マヌス海盆(パプアニューギニア)調査潜航