きょう、ベッドのシーツの交換でした。シーツは一人につき、2週間ごとに取り換えがおこなわれます。
きょうで船に乗って 2週間経ったんですね。
本日はきのうと同じVienna woodsでの潜航でした。
潜航もきょうが 6回目で、本航海は 12回潜航予定なので半分終えたことになります。
きょうは私が目的としていた大型のウロコムシの仲間が採集されたのですが、残念ながら弱っていました。
案外復活する生物も多いので、標本にせずに復活することを祈って水槽に入れています。
あしたはパプアニューギニアのマヌス海盆の調査最終日で、きょうと同じところを潜航します。
きょうは食事の話で...
私は船に弱いので、司厨さんたちには非常に申し訳ないのですが、船上では驚くほどに少食になります。
いつも長い航海から帰ってくると、一回り小さくなって、ベスト体重になっています。でも、船に強い人、酔わない人にはこのご馳走はたまらないほど魅力的です。
えのすいトリーターの「おしゃもじ君」は、いつも一緒に乗船すると目の前でパクパク?ガツガツ?と男らしく御飯を茶碗にもりもりに盛って、おかずも 1つ残らずきれいに食べます。立派です!
そんな「おしゃもじ君」と同姓で、しかも利き腕も同じ研究者がいま乗船していますが、その人も食べっぷりは「おしゃもじ君」に匹敵するほどすごい。「おしゃもじ君」のライバル出現です。
「おしゃもじ君」は 9月末から海洋研究開発機構の「かいよう」に乗船予定です。そこで負けずに食べてきてください!
それと...
ついさっき、研究の話をしながら廊下を歩いていて、船が揺れて壁に手をついたら、そこには火災報知器があり、間違って誤報を発報してしまいました。お騒がせしてしまいました。
船に乗るようになって 8年目ですが、こんな迷惑をかけたのは初めてです。
申し訳ないです。
[きょうの写真]
調査を終えて帰ってきた「しんかい6500」
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)YK06-13「よこすか/しんかい6500」によるノースフィジー海盆(フィジー)、マヌス海盆(パプアニューギニア)調査潜航