2006年09月22日

ノースフィジー海盆、マヌス海盆(15) マヌス海盆最終潜航日

  • 期間:2006年9月6日〜 2006年10月5日
  • 場所:ノースフィジー海盆(フィジー)、マヌス海盆(パプアニューギニア)
  • 目的:熱水生物調査・採集
  • 担当:三宅


きょうはパプアニューギニアのマヌス海盆の最終潜航日でした。
きょうの潜航者は初潜航ながらも、先の潜航者たちがやり残した仕事を立派にやってきました。
よい経験になったと思います。

さて、現在次の調査地点、ノースフィジー海盆に回航中です。調査海域まで 4日半かかります。
9月22日22時38分現在、南緯 3度 30.4分、東経 151度 18.5分のところにいます。

きょうまでのマヌス海盆のある調査海域は島に囲まれているので、非常に静かな海だったのですが、あす未明からは波を遮るところのない海に出ます。
これからの海は波が高く、かなり船が揺れるらしく、荷物や研究機材はすべて転がったり、落ちないようなところにおいたり、またロープで縛りつけたりするように指示が出ました。
船に弱い私は気が重いです。

いまのところこの航海日誌は毎日続いているので、頑張りたいと思いますが、もし途切れたら、たぶん船酔いで苦しんでいるとおもってください。
調査も後半分、頑張ります。

[きょうの写真]
ロープで固縛されている顕微鏡

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC

グアム出港〜PNGマヌス海盆〜ノースフィジー海盆〜フィジー下船
海洋研究開発機構(JAMSTEC)YK06-13「よこすか/しんかい6500」によるノースフィジー海盆(フィジー)、マヌス海盆(パプアニューギニア)調査潜航

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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