2006年09月22日

富山湾(4)最終日

  • 期間:2006年9月17日〜 2006年9月22日
  • 場所:富山湾
  • 目的:日本海の深海生物調査・採集
  • 担当:北田


きょうはいよいよ下船の日。最終日になって海は穏やかになりました。
本当はきょうも海底調査の予定でしたがいろいろ事情があって中止です。ちょっと心残りでしたが・・・しょうがない。日本海とお別れです。下船して、水族館へ直行します。さて、私は手に何を持っているでしょうか?
それはお楽しみです。

深海と一口にいっても場所によって海底の景色は全然違います。ここは泥が広がり物静かなのですが時々、岩石がごろごろ転がっていたりカニさんがわらわらいたりします。
いつの日か研究者の成果を一つにまとめてダイビングマップ+釣りガイドの深海版を作ったら本当に面白いんじゃないかと思います。ここに行くとこんな魚がいるよ!とか書いて・・・。
行くことは難しいですが旅雑誌だけを買って行った気分になるような効果があると思いますよ。

では、「なつしま9月」の航海日誌はこれにて終わりになりますが、近々またお会いすることでしょう。
(帰りは何か名物を食べて帰りたかったなあ)

さよいなら☆

― 完 ―

南半球の三宅さん、頑張って~。

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC

海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT06-19「なつしま/ハイパードルフィン」による富山湾調査潜航

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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