小笠原・明神海丘(海中の岩礁帯)水深 1,200~ 1,300mのところをハイパードルフィンにて 2回潜航しました。
目的地のチムニーまで、岩礁帯にはゲンゲの仲間、ソコダラの仲間、センジュエビ、アナゴの仲間などが確認できました。
チムニーに着くとヒバリガイが群生し、付近は絶えず水中が揺らいで見え、熱水噴出が分かりました。
水温は約 4℃ですが、水流によっては40℃以上の熱水にもさらされているようです。
実験中の 1年ほど前に設置した付着板には、多くの付着生物がコロニーを作り、チムニーと一体化しているように見え、熱水鉱床の活性の高さを見せつけられました。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています