いつもお世話になっている江の島の漁師さんで、源春丸の源さんという人がいます。
現在クラゲファンタジーホールに展示中のハナガサクラゲは、全て源さんに採っていただいたものです。
今回、源春丸さんの刺し網の網揚げに同行させていただきました。
江の島漁港出港 朝7時
<結 果>
主な獲物
・ヒラメ( 30~ 40cm)10個体ほど
・ホウボウ( 25~ 30cm)2個体
・アンコウのなかま( 30~ 40cm)1個体
その他の獲物
・シビレエイ 多数
・フサカサゴ?(約 20cm)→ 2個体持ち帰り
・ボウシュウボラ(ホラガイのなかま) 多数
・ケスジヤドカリとヤドカリイソギンチャク 多数
・ヤドカリのなかま → 3個体持ち帰り
・カイメンのなかま(高さ約 30cm) 1個体持ち帰り
・カイメン類さまざま
・トゲザオウニ → 5個体ほどのうち 1個体持ち帰り
・ウミシダさまざま多数 → 20個体ほど持ち帰り
など
「ハナガサクラゲ、いませんでしたねー?」
「おう、どうしたんだろうな」
「テズルモズルもいなかったですねー」
「おう、俺はよかったけどよー。あれ 1個(網から)外すのに 30分かかるからよー。」
「えっ?そんなにかかるんですか!うわ~、いつもありがとうございます~!」
「そうだよ、大変なんだからなー」
と、いうわけで、目的としていたものは 1つも採れなかったわけですが、結果に記したような面白い生物がたくさん見られました。
でも、水族館的に面白いと思うものは、概して、漁師さんにとっては邪魔なもの=ゴミなので、油断していると、ブチブチちぎられたり、木槌で叩かれたりして捨てられてしまいます。
「あっ、ちょっと」と思いますが、同時に、ここは漁業の現場なのだということを、リアルに実感できます。
網を仕掛ける場所によって、かかってくるものも違うそうです。
「ありがとうございました。また乗せてください。」
「おう、あしたから時化るから、またな」
下船時刻 : 正午
改めて、地元の海についてもっとよく知りたいと思いました。
江の島。侮りがたし。
朝日を浴びて出港
操業中の旗
網揚げ作業をする源さん
きれい!ウミシダいっぱい!