2009年02月27日

沼津 戸田(2)後悔の航海日誌 / 北田

  • 期間:2009年2月23日-~2009年2月24日
  • 場所:沼津市戸田
  • 目的:戸田トロール漁船による深海生物調査
  • 担当:北田 ・ 伊藤


ご、ごめんよ伊藤さん
航海日誌って当たり前だけど船に乗って作業するものだから、時には船に酔って何もできない時もあるのです。

今回の戸田深海トロール・・・
寒くて、雨が降っていて、そして冬の荒れた海。
私は最初の網が揚がり、採集生物の山の中でメンダコとボウズカジカをバケツに入れたまでは良かったのですが。
(× ×)
その後、船酔いにやられダウン。
ほとんどをエンジンの横の部屋で毛布にくるまり寝込んでいました。
ここはトロールを巻き取るウィンチのそばだったので、「ガチャン」と巻き取りが終わった音が鳴ると私はよろっと立ち上がり、生物を多少より分けてはダウンを繰り返していました。

下船後、トラックに生物を移し、帰りは私が運転しました。
「不甲斐ない」という言葉と共に、伊藤さんにはゆっくり休んでいただきました。

 冬の海

 冷たい水と

 寒い空

 深海生物(いきもの)元気

 ぼくぐったり

私が覚えている光景私が覚えている光景

その後の様子。毛布に包まれている私その後の様子。毛布に包まれている私

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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