2009年04月09日

伊豆 小笠原弧・北マリアナ諸島沖(1)小笠原&北部マリアナの熱水噴出域調査航海日誌 1 / 根本

  • 期間:2009年4月9日~2009年4月21日
  • 場所:伊豆・小笠原弧 明神海丘と北マリアナ諸島海域 日光海山
  • 目的:深海生物調査
  • 担当:根本 ・ 北嶋


本年度最初の調査航海が始まります!
“えのすい”では日本の深海調査研究機関JAMSTECの船に同乗し、毎年数回にわたって深海生物の調査を行っています。
採集したサンプル生物は水族館に持ち帰り、長期飼育の研究に役立てます。
はたして今回はどんな生物に出会えるのでしょうか!?

今回の海域は東京から南に 500km程の海底にある明神海丘と、さらに南に行った経済水域ぎりぎりの日光海山です。
今回は海域に近い八丈島からの乗船です。

明神海丘は 4回目ですが、いつも嵐が来て船が横須賀の本部まで逃げ帰って来ていて、乗船は横須賀からでしてた。なので八丈島からの乗船は初めてです。
私は荷物がいつも多いので、横須賀からの方がうれしいんですけれど・・・
そんなことは首席研究員の前では口が裂けても言えません。八丈島から乗れるということは、海が穏やかな証拠ですからね!

さて、そろそろ搭乗です。
八丈島まで飛行機でひとっ飛びです。

搭乗搭乗


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT09-05「なつしま/ハイパードルフィン」による伊豆 小笠原弧 明神海丘・北マリアナ諸島海域 日光海山 深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

RSS