2011年06月22日

初島~水曜海山(6)航海前日誌 / 北嶋

  • 期間:2011年6月15日~2011年6月26日
  • 場所:相模湾・明神海丘・水曜海山
  • 目的:相模湾(初島沖)、伊豆小笠原孤(明神海丘、水曜海山)調査
  • 担当:北嶋


来ました。JAMSTEC本部。
まだ船には乗りません。
きょうは、明神海丘と水曜海山の生き物たちと根本トリーターをえのすい号(2tトラック)でお迎えにあがりました。
予定より早く着岸したなつしまが岸壁で待っていました。
根本トリーターと杉村トリーターも元気そうです。
いや、陸にいたときより元気になっています。かなり充実した航海だったに違いありません。
生き物たちに会うのが楽しみです。いつもの顔ぶればかりでなく、かわったものもいたのかな?

夏至のきょうは、気温 30℃越えだとか。すごく暑い。
今回の海域は水温 5℃ほどですので、輸送途中に水温が上がってしまわないか心配です。
保冷剤を多めに用意してきました。すでにパック詰めされたオハラエビやユノハナガニを大事に箱につめていざ水族館へ。
水族館の水槽でこれから長期飼育や繁殖の研究をおこないます。進展情報はホームページなどで公開しますのでチェックしてくださいね。

さ、あしたは始発できるぞ。
あしたからどうぞよろしくね、なつしま&ハイパー。

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT11-09「なつしま/ハイパードルフィン」による相模湾(初島沖)、伊豆小笠原孤(明神海丘、水曜海山)調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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