もう、来ないだろうと、23時頃、シャワーを浴びて寝てしまいました。
が、日付が変わって0時半頃、
「ヒクラゲがポツポツ出てますよ」
と、起こされ、慌てて甲板に出ると、すでにメンバーが集まっていました。
3時頃まで観察をおこない、全部で 14個体を記録しました。
そのうち 7個体をプラヌラ採取用に捕獲しました。
生殖腺を調べてみると、オスメス= 3:4だったので、期待できます。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
広島大学「豊潮丸」よる大型クラゲ類及びアミ類の分布調査航海